電子書籍が読みにくい理由と、読みにくさをカバーする3つの方法【適材適所】

電子書籍を使ってみたけど、どうも読みにくい気がする。

これなら紙の本がいいと思うけど、電子書籍を読みやすくする方法はないの?

こんな疑問に答えます。

確かに電子書籍は紙の本と比べて、どこか読みにくさがありますよね。

僕もかつては同じように「電子書籍より、紙の本!」と思っていました。

しかし、電子書籍を読みやすくする工夫をすることで、快適に読むことができるようになりました。

そこで、この記事では、「電子書籍が読みにくい理由」と「読みにくさをカバーする3つの方法」をわかりやすくまとめています。

氷犬
電子書籍はデメリットもありますが、うまく使えばメリットの方が大きくなるので、ぜひこの記事を参考にして活用してみてください。

電子書籍が読みにくい3つの理由

  1. 液晶が見づらい・疲れる
  2. スマホなので、うまく集中できない
  3. ページをめくる動作に慣れない

電子書籍の最大の特徴は、紙と違って「液晶で見る」ということ。

紙と液晶だと見え方にかなりの差があるので、紙の本を読むような感覚で読むと「読みにくいな…」と感じるのも当然です。

「なぜ液晶だと読みにくいのか?」、まずはその理由を3つに分解してまとめてみました。

①液晶が見づらい・疲れる

液晶の画面は光で表示されているので正直見づらいし、見ていると段々疲れてきます。

ネットサーフィンやSNSだとそこまで集中していないので疲れにくいですが、本だと集中しないと読めないので、つい目に力が入ってしまいます。

目に不自然な力が入ってると読みにくいこともあり、これはかなり大きな理由ではないでしょうか。

②スマホなので、うまく集中できない

スマホで電子書籍を読むと、読んでいる最中にあれこれ通知が飛んでくるので、その度に集中が途切れます。

本は集中しないと読むのが難しいので、スマホやタブレットだと読みにくいのも無理はありません。

あと、そもそも「スマホ=SNSやネットを見るもの」なので、「頭が本(電子書籍)を読むものだと理解していない」という潜在意識の問題もありそうです。

普通はベッドでご飯を食べないように、環境が違うと集中できないのは当然のことといえます。

③ページをめくる動作に慣れない

電子書籍は画面をタップしたり、指をスライドさせることでページをめくっていきます。

紙の本を読むときのような、あの「紙をつまんでめくる」という動作と違うので、イマイチ集中できないのも理由のひとつとしてあるでしょう。

実際、人は紙の本で読んだ方が内容を記憶に残しやすく、電子書籍は紙と劣るといった意見もあるようです。

「紙の本を手に取って読むとき、書かれている内容を記憶するのと同時に、ページのどの位置に、どんな内容が書かれていたか、ページの肌触りや紙の質といった無数の情報を無意識に五感で受け取っている」

引用:「紙の本なくならない」ページめくる動作にカギ

こればかりは慣れという他ないですが、慣れるまでは読みにくいと感じるのも無理はありません。

氷犬
僕も電子書籍(Kindle)を買って1週間くらいは読みにくいなと思いながら使っていました。

電子書籍の読みにくさをカバーし、快適に読むための3つの方法

電子書籍には独特の読みにくさがありますが、それでも工夫をすることで快適に読めるようになります。

具体的には、以下の3つの工夫です。

  1. 読むのが簡単な本を中心にして、難しい本は買わない
  2. タブレットやKindleなどの専用端末を買う
  3. 文字の大きさや明るさを調整する

①から④にかけて、重要になってきます。ひとつひとつ順番に解説していきますね。

①読むのが簡単な本を中心にして、難しい本は買わない

まず大前提として、電子書籍で読むのに向いている本・向いていない本があります。

電子書籍で読むのに向いている本
  • マンガ
  • 小説
  • ライトノベル
  • 難しくないビジネス書

あまり考えずにスラスラ読み進められる本は、電子書籍で読むのに向いています。

特にマンガは1ページあたりの情報量が少ないので、かなり読みやすいです。

また、小説や内容が難しくないビジネス書も電子書籍に向いているといえます。

電子書籍で読むのに向いていない本
  • 難しいビジネス書
  • 難しい小説
  • 技術書(プログラミングなど)
  • 写真集
  • 雑誌

電子書籍は、じっくり考えながら読むタイプの本を読むのには向いていません。

内容が頭に入ってこない上、画面を凝視することになり、目にも良くないです。

また、写真集や雑誌など、もともとのサイズが大きいタイプの本は電子書籍だと画面が小さくなり、読みにくくなりがち。

このように、電子書籍は内容も大きさもコンパクトな本の方が読みやすいです。

電子書籍で読みにくい本は、なるべく紙で買うようにしましょう。

②タブレットやKindleなどの専用端末を買う

電子書籍を普段使っているスマホやタブレットなどで読むと、画面がチカチカする上、通知が飛んできてイマイチ集中できません。

そこでおすすめなのが、タブレットやKindleなどを買って、電子書籍専用端末にすることです。

端末自体を「電子書籍を読む用」にすることで、電子書籍を読むのに集中できるようになります。

iPad MiniやKindle Paperwhiteがおすすめ

特におすすめしたいのが、以下の2つ。

  • タブレット:iPad Mini
  • Kindle:Kindle Paperwhite
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広く電子書籍を読みたいならiPad Mini、KindleがメインならKindle Paperwhiteがおすすめです。

特にKindle Paperwhiteは「電子ペーパー」という紙に近い性質の画面を備えており、読みやすくて目が疲れにくいです。

通常時なら14,000円、セール時なら8,000円くらいで買えます。

氷犬
値段はそれなりにしますが、コスパは最高です。

僕はKindleもiPad Miniも両方持っていますが、Kindleは小説、iPad Miniはマンガと使い分けています。

③文字の大きさや明るさを調整する

「電子書籍に向いている本を買う」「専用の端末を買う」のが、読みにくさ解消には最も良いです。

ただ、文字の大きさを変えたり、明るさを調整したりすることでも、ぐっと読みやすくできます。

例えば、Kindleの小説なら画面を拡大するように動かすと、以下のような設定画面が出てくるので、そこで文字の大きさを変えられます。

どちらにせよ、電子書籍は長時間読むのに向いていないので、こまめに休憩を取りながら読むようにしましょう。

まとめ:電子書籍は専用の端末で読みやすい本を買おう

電子書籍が読みにくい理由と、読みやすくする方法を解説してきました。

電子書籍は本とはいっても、紙とは勝手が違うので、どうしても一工夫が必要になります。

結論としてはマンガや小説といった読みやすい本を、iPad Miniなどの専用の端末で読むのがおすすめです。

そして、慣れたらビジネス書など、集中力の必要な本を読むようにしていきましょう。

氷犬
くれぐれも目は大切に!
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